【重要】TMS治療部門の統合について(恵比寿でのTMS治療部門終了のお知らせ)
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「決断疲れ(decision fatigue)」とは、意思決定を繰り返すことによって、正確な決断が出来なくなる状態のことを言います。
決断疲れを防ぐため、スティーブ・ジョブズ、マーク・ザッカーバーグ、アインシュタインが毎日同じデザインの服を着ていたという話は有名です。
決断疲れを起こすと集中力、思考力が低下し、簡単なタスクにも時間がかかるようになります。
その結果睡眠時間が短くなり、さらにパフォーマンスが低下するという悪循環になることがあります。
特に経営者の方やマネージャークラスの方など、日々意思決定が求められる方に多く、業績の悪化などにもつながる問題となります。
今回は決断疲れの症状、起こさないための予防法、起きてしまった時の対処法について説明します。
決断疲れの症状とは、以下のようなものです。
このような症状が特に夕方などに起きる場合、決断疲れが原因かもしれません。
人は1日で数千から数万回もの決断をしているといます。
決断をする回数が多いほど、また大きな決断をするほど負担が大きくなります。
大きな決断には、自分の将来について考えたり、何か高いものを買ったり、組織にとって重要なことを決めたりといったものがあります。
小さな決断には、どんな服をきていくか、ご飯は何を食べるか、SNSにいつ返信するか、といったものがあります。
決定疲れの状態では、冷静な判断ができなくなるため、本来は不要なものを買ってしまったり、感情に任せて判断をしてしまったりすることがあります。
自動車のディーラーは、何十種類もある色から車を選ばせることによって決断疲れをあえて起こさせ、車のオプションを選ぶ後半に高額なオプションを選びやすくすることがあるといいます。
また、スーパーのレジの目の前にはよく甘いお菓子がおいてあり、決断疲れを起こした脳には非常に誘惑的に映ります。
こういった状態で決断をしないためにも、重要な意思決定は決断疲れを起こしていない朝の時点で行う事が有効とされます。
もし夜に重要な商談などがある場合には、この後で説明するマインドフルネス瞑想や、TMS治療を行って脳をケアすることも可能です。
では、決断疲れが起きやすい経営者、その中でも優れた経営者達は普段どのようにしてパフォーマンスを維持しているのでしょうか。
決断疲れを避け、普段のパフォーマンスを維持するためには「決断の数を減らす」ことが重要です。
アップルの創始者であるスティーブ・ジョブズやFacebookの創始者のマーク・ザッカーバーグは毎日同じ色、デザインの服を着用していたと言われます。
他にも、以下のような方法で決断の回数を減らすことができます。
日々の決断を可能な限り減らし、重要な決断のみに集中できる状態をつくる環境・習慣をつくっていきましょう。
決断疲れした脳を回復させる方法として、もっとも有名なのがマインドフルネス瞑想です。
マインドフルネス瞑想は、ストレス緩和やパフォーマンス向上の目的でグーグルやフェイスブック、ゴールドマンサックス、アップルなどの企業で取り入れられています。
決断疲れを起こした状態の脳では、DMN(デフォルトモードネットワーク)という脳の回路が過剰に働いていると考えられます。
マインドフルネス瞑想を行うことによって、DMNの活性を抑え、頭をすっきりさせることが出来ます。
具体的には、呼吸に注意を向け続ける瞑想や、身体の感覚に意識を向ける瞑想などがあります。最近ではYoutubeなどの動画サイトでもやり方を解説されているので、参考にしてみてください。
TMS(Transcranial Magnetic Stimulation)治療とは、磁気を発生させる特殊な装置を用いて、脳を直接治療する方法です。
脳を直接ケアできる副作用の少ない治療法として、世界的に注目を集め始めており、日本では難治性うつ病に対して2019年に保険適応となりました。
DMNの活動を鎮められるという点でマインドフルネス瞑想とメカニズムは同じですが、より早くから効果を実感していただけることが多いのが特徴です。
上記のような方が、TMS治療を受けにいらっしゃいます。
当院では、これまでに3000例以上の日本人に対するTMS治療を行った上で、より治療効果を高めるための臨床プロトコルと臨床TMS治療機器を採用し、8割程度の方に改善効果を認めています。
当院では、「決断のスピードが戻ってきた」「疲労感が減った」「集中力が上がった」などと改善を自覚される方もいらっしゃいます。
毎朝かなりの落ち込みがあり、抗うつ薬などを試してみたものの、効果は感じなかったとのことでした。
睡眠の質も悪く日中眠くなっていたようですが、役職上多くの連絡が来るためカフェインなどをとりながらお仕事をされていました。
脳疲労を改善するTMS治療に興味を持って頂き、抑うつ状態と睡眠障害をターゲットにTMS治療を開始しました。
20回目終了時点では、早朝覚醒はあるものの、朝の絶望感がほとんど無くなったとのことでした。
薬では改善できなかったため、TMS治療は画期的だったとお話しされていました。
社員が増え、周りの目や自分自身のふるまいを気にするようになったりました。
仕事自体は好きなため強い負荷はないものの、朝起きるのが億劫になり、やる気が出なくなりました。日によって差があるためどうにかしたいと希望されて来院されました。
当院では、気力低下をターゲットにTMS治療を開始しました。
20回目終了時点では、10回目ではあまり効果を感じなかったが良くなってきている、イライラ感もなく寝つきもよくなったと効果を実感されていました。
決断疲れを起こさない方法、決断疲れを起こした場合の対処法についてお話ししてきました。
TMS治療はまだ日本ではあまり知られていない治療ですが、適切な方法で使用すれば効果を実感していただく方も多い方法です。
もしTMS治療に興味をお持ちでしたら、お問合せフォームよりお問合せ下さいませ。
出典
Liston, Conor, et al.(2014) Default mode network mechanisms of transcranial magnetic stimulation in depression. Biological Psychiatry 76.7: 517-526.
気づいたら買物をしていた、思わず沢山の買物をしていた、衝動的にほしいものを買ってしまった、などの経験を繰り返していることはありませんか?
「買い物をする」ということは生活に必要なことですし、時には幸せを与えてくれるものであり、悪いことではありません。
しかし、その純粋なお買い物やご褒美を超え、買い物が癖になり、おかしいな?と感じたら、それは「買い物に対する注意」が必要かもしれません。
以下のようなことが多いと、衝動買いをしているサインになります。
・ずっとほしかったものではないのに、気づいたら買っていた
・ストレスがたまると気づいたらショッピングしている
・買い物をした直後はスッキリしている
・買った後に後悔して落ち込む
衝動買いをしてしまう人の特徴に、メンタルの不調があります。
つらく落ち込んだ気持ちや不安、ストレスフルな日常から解放されるために、衝動的な買い物を繰り返したり、突然大きな買い物をしたりする場合があります。
このような方は、大人のADHD、買い物依存症、双極性障害等の病気も関連していることがあり、治療を行うことで、衝動買いを抑えられることがあります。
当院では、上記3つのうちの「大人のADHD」に対して治療を行っており、衝動買い症状が改善された方もいらっしゃいます。
ADHD(Attention-Deficit / Hyperactivity Disorder)とは、日本では「注意欠如/多動性障害」と言われます。子供の頃にADHDと診断される方が多いですが、大人でもADHDの症状に悩む方もいらっしゃいます。
最近ではADHDグレーゾーン/発達障害グレーゾーンといった言葉をよく耳にするようになりましたが、ADHDの症状が軽い方は幼少期は気づかれない場合が多くあります。
大人になり社会に出てから、それまで大きな問題とならなかった障害がだんだん顕在化し、大きな壁にぶつかったり、環境に適応できなかったりすることで顕著に症状が表れてきます。
ADHDの「衝動性」への対処法として、「薬に頼らないTMS治療」があります。
TMS治療では、DMN(Default Mode Network)とCEN(Central Executive Network)などの脳ネットワークを調整することができます。
また、TMS治療は非侵襲的で安全に治療ができるため、身体の状態(閉塞隅角緑内障、甲状腺機能亢進、狭心症、不整脈、高血圧、消化管狭窄、過敏症、うつ病、肝機能障害など)で抗ADHD薬は服用したくない、副作用(食欲低下、不眠、動悸、めまい、吐き気、口渇など)がきつい…という方も、TMS治療をADHD治療の一つにすることができるかもしれません。
まずはお気軽にご相談ください。
お薬の治療では消化器症状や眠気など、お仕事に支障となる副作用が起きることがあります。TMS治療は軽い頭痛や軽い吐き気など副作用が少ないことが特徴です。
また、ADHDに対する治療もTMSを組み合わせることで効果が大きくなることが示唆されています。
そのため、TMS治療は「くすりが怖い」「くすりによる治療でもなかなか改善しない」という方にもおすすめです。
またそのほかには、「休職中で仕事復帰までの期限が短い」、「妊活中・授乳中」、「うつなどの症状も併発している」という方々にもTMS治療は一つの選択肢となります。
ただし、頭蓋内に金属や、心臓ペースメーカーや人工内耳を使用している方、妊娠中の方、重大な身体疾患のある方、精神科入院歴のある方などは当院で安全なTMS治療を行えない可能性があります。
どの病院もクリニックも同じTMS治療ではありません。
TMS治療は2019年6月に保険診療になったばかりでもあり、専門的にみえる一方、実は手探りで始めたばかりの医療機関や、専門性が必ずしも高くない医療機関、価格もクリニックによって、大きく違いが存在します。
通院しやすい医療機関選びが大切であり、当院では下記のような工夫をしております。
☑TMS治療の専門知識がある医者がいるか
(経験豊富な精神科医の診察が受けられるかどうか)
☑経験症例数が多く、施術が正確かどうか
☑治療機器が信頼できるか
(承認されたTMS治療機器かどうか)
☑TMS治療の価格が適当かどうか
(都度払い、セット払いが可能かどうか)
☑予約が取れやすいシステムかどうか
☑通院しやすい条件がそろっているかどうか
うつ病治療が経験豊富であっても、TMS治療については初心者であることも少なくありません。
つまり、本当の「TMS治療の専門研修」を受けている医師がいるかが一つの指標となります。当院では3500症例以上の日本人に対するTMS治療経験を生かし、「日本人に合わせた専門的なTMS治療」を実施しております。
また、ハーバード大学では「時間が迫る働く人向けの治療」、「短期集中治療」の一つのTMSとしてaTMSが注目されていました。
当院では、そのようなお悩みに対し、「短期集中TMS治療」のaTMS(accelerated TMS)を行っています。
各施設ごとの特徴や優先したい条件等を突き合わせて、自分に合った医療機関を選び、実際に問い合わせしたうえで、受診してみましょう。
安心安全の世界標準TMS治療を受けられたいかたは、東京TMSクリニックへの受診を是非ご検討ください。
集中力の低下、本を読んでも頭に入ってこない、散財をしてしまうことにお困りで、遠方より当院に来院された。
別のクリニックを受診されたところ、発達障害のグレーゾーンと診断され、薬物治療を行っておりました。
「アクセルを踏みすぎないようにする」ために、約2週間、1日2~3回の短期集中治療を行いました。
TMS治療10回目では改善の自覚症状は、少し気分がスッキリするていどで、あまり感じていないとお話されていましたが、
治療20回目時点では、以前より少しずつ良くなっている感じとおっしゃっていました。
治療30回目には、気分的に前向きになり、散財はまだ少しあるが以前よりは減っているとお話され、短期集中治療を終え地元へ戻られました。
ADHDでの不注意や衝動性症状にお困りで、当院に来院された。
症状を抑制するために、1週間に2~3日、1日3回のTMS治療を行いました。
TMS治療10回目では忘れ物に気づいたときに衝動的な行動でより慌てることばかりだったがなくなった、衝動買いが抑えられた、失言が減った、お薬を飲まなくても普通に過ごせているとお話されていました。
治療20回目では、効果を著しく実感されており、あと数回ほどメンテナンスとして治療を継続されました。
TMS治療は、衝動買いにたいして大いに改善を期待できる治療法です。
「お薬でなかなかよくならない」「お薬の副作用が不安」、「減薬したい」方にTMS治療を提供します。
当院では、現時点で日本人に対する3500症例以上のTMS治療の経験があり、臨床経験の豊富な医師と大学の精神科教授、脳外科経験を生かした臨床工学技士チームで、専門的な「日本人に合わせたTMS治療」 を提供しています。
また、TMS治療は最初の通院頻度は比較的高いので、通院のしやすさも重要となってきます。
土日祝日も開院しており、仕事がお休みしにくい方や遠方の方でも短期集中でTMS治療が可能です。
もしTMS治療に興味をお持ちでしたら、お問合せフォームよりお問合せ下さいませ。
【書籍出版 】5人の名医が脳神経を徹底的に研究してわかった究極の疲れない脳
ベスリグループ総院長 田中先生の書籍が発売され、第三版の重版が決まりました
「些細なことで、イライラしてしまう」「物事が思い通りにいかないとイライラする」感情で怒った自分に対し落ち込むこともあるかと思います。
いらいらすると、つい人に強くあたったり、そんな自分に嫌悪感を抱いてしまったり悪循環に陥ってしまいます。
当院では以下のような経験やお悩みをお聞きすることがあります。
・部下の前でイライラし、つい不機嫌な態度を取ってしまった。
・子供の前で、夫婦喧嘩をしてしまった。
・友人と話し些細なことでカチン!ときた。口論になってしまって気まずい・・。
・上司に理不尽なことを言われたけれど、我慢するしかない。でもモヤモヤする。
・仕事がうまくいかなくて、イライラ。仕事が向いてないのかしら?など
「外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態のこと」をいいます。ストレスというと主に「精神面」のことを中心に言われていますが、要因は大きくわけて4つあります。
ストレス反応は消化管の機能や免疫機能を犠牲にして一時的に身体の活動力を引き上げ限界まで高めている状態になっています。しかし、身体には強い負荷がかかっているため、長期間続くと身体は疲弊してしまいます。
そのほかの原因として、更年期障害、睡眠不足、PMS・PMDD(月経前症候群・月経前不快気分症候群)ネット依存など各種依存症などが原因として挙げられます。
人間の身体にはたくさんの神経があり、内臓の働きや代謝、体温などの機能をコントロールしています。自律神経は自分の意思とは関係なく24時間働き続けている神経のことをいいます。昼間や活動しているときに活発になる「交感神経」と、夜間やリラックスしているときに活発になる「副交感神経」の2種類があります。
2つの神経がどう作用するかによって心や体調は変わります。
この神経はストレスやホルモン分泌に関与する役割を持っています。
ストレスを感じることで、交感神経が過剰に働いてイライラしたり、不安な気持ちになったりします。心を落ち着かせる副交感神経が優位に働くよう意識的にリラックスすることが必要です。
TMS治療はこのような状態にある脳にアプローチし自律神経の調整をします。
方法
※2020年6月~2022年2月までに当院へ来院し、TMS治療を実施した全患者
男女比:1:2
TMS治療初回時・10回目・20回目・30回目の心理検査の比較分析
「日本人に合わせた世界標準のTMS治療」を行うため日々データを積み重ね分析し、治療を改善しています。
治療をされた患者様からは、自覚症状として「イライラすることがあっても、聞き流すことができるようになった。」「以前に比べたらイライラする機会が減った。」「気持ちをゆったり持つことができ、焦らなくなった」など、効果を実感されています。
TMS(Transcranial Magnetic Stimulation:経頭蓋磁気刺激法)は、人間の感情に大きく関わる背外側前頭前野を含む前頭葉を「磁気刺激」によりケアする治療法です。
磁気により身体を傷つけることなく脳細胞を刺激することで脳の治療ができる副作用の少ない新しい治療です。
「怒り」や「イライラ」「不安」などネガティブ感情は脳の奥にある扁桃体の働きが関与しているといわれています。左右対称にあり、左は主に自己感情を作り出す役割、右は他者の感情をキャッチする役割をします。扁桃体は危険やストレスに対していつでも対応できるよう厳戒態勢を取っています。
危険にさらされると、扁桃体はコルチゾールやノルアドレナリンなどのストレスホルモンを分泌するよう指令を出します。心拍数や血圧が上昇し身体は緊張状態となり、脳も興奮状態となります。
このメカニズムをコントロールしているのが、前頭前野にある背外側前頭前野であり、ここが機能低下に陥ると扁桃体も興奮し、イライラや怒り、不安な気持ちが起こります。
※必要に応じて専門的な医療機関の受診をおすすめします
精神活動(不安・怒り・恐怖など)が行われているときは大脳辺縁系が活発に働いています。前頭葉は人間やサルなどの高度な生物で発達した部位です。不安や恐怖を感じてもパニックにならずに済んでいるのは、前頭葉がよく働いて冷静な心を取り戻せているからと言われています。
感情(情動)に関わる脳内物質は代表的なものでドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニンの3種類あります。
各物質の大まかな分布図です。
① ドーパミン(快の情動・ポジティブな気持ち)
ドーパミンを分泌してくれるドーパミン神経は中脳の腹側被蓋野というところにあります。
性や食など生存に不可欠の本能行動に関わっています。異性を求めるココロ、おいしいものを食べたいココロなどを作り出し、そこを刺激すると性や食に伴う快感や、好ましい感情が誘発されます。
② ノルアドレナリン(不安な気持ちをコントロール・危機管理センターの役割)
生命の危険や各種のストレス刺激が加わるとノルアドレナリン神経が興奮します。脳の橋にある青班核から脳全域に投射されます。
例えば、みなさんもご経験があるかと思いますが、寝ている人を起こすときに「大声で起こす」(聴覚刺激)や身体を揺り動かし機械刺激を与え(体性感覚刺激)起こすと不快な気持ちになると思います。予期せぬ時間で起こされるという行為は多量のコルチゾールが分泌され非常にストレスになります。日常生活で一番分泌が多い時間は朝です。
このような刺激は身体の内部の変化にも反応します。生命危機状態でショックで血圧が下がる、低血糖になる、窒息して酸素欠乏になる、などの生命が危険に陥るような変動もノルアドレナリン神経を興奮させます。大脳皮質を強く活性化し覚醒レベルを上げ、全身に警戒信号を送ります。覚醒状態にするだけでなく、様々なストレスを回避するための行動をさせたり自律神経(副腎からコルチゾールを分泌する)の反応も引き起こします。
長いストレスが続くとノルアドレナリン神経が暴走し、パニック障害になったりします。コルチゾールも多量に分泌され免疫系・中枢神経系・代謝系など身体の様々な機能に影響します。
③ セロトニン (平常心を保つ役割)
セロトニン神経は脳幹の縫線核に数万個あり、脳の広範囲に投射して情報伝達をします。セロトニンは快の情動・ポジティブな気持ち・性や食に関与するドーパミン神経や不安・ネガティブな感情・ストレス反応に関与するノルアドレナリン神経を抑制して平常心にしてくれます。
セロトニン神経が弱ったり、前頭葉の背外側前頭前野の活動が低下することで抑うつ症状・各種依存症・不安障害が出現します。
参考・引用文献
・有田秀穂 <うつ・キレるを治す>トレーニング 株)宝島社 2004年7月15日 P.95
・有田秀穂 「脳ストレス」に強くなる!セロトニン睡眠法 株)青春出版社 2011年6月5日 P.188
TMSは万能ではありません。一時的によくなっても社会環境の変化、ストレスの蓄積、脳疲労などで再発する可能性があります。 日頃から、セロトニンを安定して分泌できるように、セロトニン神経を鍛えることが必要です。TMS治療を行いながら、生活習慣を改善していくことが重要になってきます。
セロトニンが安定して分泌されると、睡眠物質であるメラトニンも増え、質のよい眠りを持つことができココロにゆとりのある生活を目指せます。
初診をご希望の場合はお問い合わせフォームよりお問い合わせください。
突然理由もなく、動悸・めまい・窒息感などといったパニック発作が起きた経験はありませんか。
また、「また発作が起きたらどうしよう」と強い不安に囚われたり、眠れなくなったりすることはございませんか。
パニック障害はお薬での治療を開始される方が多い病気ですが、お薬を飲み続けるのが不安、依存が心配、お仕事柄使用できないなどのご事情により服用できない方もいらっしゃいます。
副作用も少なく、安全性が高いTMS治療は「くすりが使えない」、「くすりが怖い」、「くすり による治療でもなかなか改善しない」という方におすすめです。
TMS治療は、うつ病に大きくかかわる背外側前頭前野を含む前頭葉に対し「磁気刺激」でケアをする治療法です。
海外では、TMS治療はうつ病の治療として最も効果的な治療であると、臨床試験で証明されています。
また、うつ病以外にも、不安障害やパニック障害等の疾患や発達障害、イップス等の幅広い疾患への効果も期待されております。
パニック障害に併せて、心配で落ち込みやすくなっているなどの場合は効果があるとされており、現段階ではパニック障害=TMS治療が効果があると断言はできません。
突然理由もなく、パニック発作(動悸やめまい、発汗、震え、窒息感、吐き気、胸痛など)が起き、「またパニック発作が起きたらどうしよう」などの強い不安へのとらわれにより、生活に支障が出ている状態をパニック障害といいます。
「パニック障害」は近年用いられるようになった病名で「不安障害」の分類の一つです。以前は「神経症」「不安神経症」などと呼ばれておりました。
パニック障害の治療は、主な薬物療法、認知行動療法、対人関係療法、暴露療法などの他に「薬に頼らないTMS治療」があります。
副作用も少なく 安全性が高いTMS治療は「くすりが怖い」、「くすり による治療でもなかなか改善しない」という方におすすめです。
パニック障害の治療は、現在では、基本的には薬物療法が主流です。
薬物による治療の目的には、パニック発作の頻度を減らす、起こさない、発作の程度を和らげることがあり、また、「また発作が起きるのではないか」という予期不安の軽減も目標になります。
現在では、比較的副作用の少ないSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)が第一選択で用いられており、うつ症状がない方にも効果を発揮します。
しかし、効果の発現開始まで約1~2週間と時間がかかるため、医師が定めたとおりの量と回数をきちんと守って服用を続けることが大切です。
パニック障害の治療は、薬物療法、精神療法のほかに「薬に頼らないTMS治療」があります。
パニック障害へのTMS治療の効果に期待して実際に治療に取り入れている医療機関もあります。
お薬の治療では消化器症状や奇形、認知機能の低下、電気痙攣療法の副作用である記憶障害などの認知機能障害がありますが、TMS治療は軽い頭痛や軽い吐き気など副作用が少ないことが特徴です。
そのため、安全性が高いTMS治療は「くすりが怖い」、「くすり による治療でもなかなか改善しない」という方におすすめです。
また、パニック症状におけるTMS治療は背外側前頭前野(DLPFC:Dorsolateral prefrontal cortex)と呼ばれる前頭葉に磁気刺激を行います。
低頻度で刺激し、感情・不安をつかさどる偏桃体の興奮性を抑制することで症状を改善します。
当院でも低頻度刺激を主に行っておりますが、その他症状によっては高頻度刺激を提案する場合もございます。
パニック症状に対しては低頻度刺激が最も改善報告がございますが、高頻度刺激でも効果は充分に認められております。
医師と病態を相談しながら各々に合ったTMS治療をすすめていきましょう。
どの病院もクリニックも同じTMS治療を行っているわけではありません。
TMS治療は海外に10年遅れて2019年6月に保険診療になったばかりでもあり、
海外のTMS治療の知識と専門性をもつか、経験症例数や、プロトコル、日本全体の他医療機関との医療連携を実施しているかなど、TMS治療の専門性に大きく違いが存在します。
研究をもとにしたTMS治療の文献では、一般的にTMS治療は3-4割の効果が認められるとされています。
当院では、研究プロトコルではなく、より治療効果を高めるための臨床プロトコルと臨床TMS治療機器を採用し8-9割の効果をみとめています。
「日本人に合わせた世界標準のTMS治療」を行うため日々データを積みかさね、分析し治療を改善していきます。
パニック障害はお薬での治療効果を得られやすい病気ですが、何らかのご事情(仕事、運運転する、等)により「お薬が服用できない」、「くすりが怖い」、「くすり による治療でもなかなか改善しない」という方におすすめです。
また、TMS治療は睡眠への効果も充分に期待できる治療法と言われております。
不安で「眠れない」という方にもおすすめです。
またそのほかには、「休職中で仕事復帰までの期限が短い」、「妊活中・授乳中」、「うつなどの症状も併発している」という方々にもTMS治療は一つの選択肢となります。
ただし、頭蓋内に金属や、心臓ペースメーカーや人工内耳を使用している方、妊娠中の方、重大な身体疾患のある方、精神科入院歴のある方などは当院で安全なTMS治療を行えない可能性があります。
どの病院もクリニックも同じTMS治療ではありません。
TMS治療は2019年6月に保険診療になったばかりでもあり、監修がされていると専門的にみえる一方、
実は手探りで始めたばかりの医療機関や、専門性が必ずしも高くない医療機関、価格もクリニックによって、大きく違いが存在します。
また、パニック障害の方が不安になったり、発作が起きてしまわないような、通院しやすい医療機関選びが大切です。
日本にはTMS治療の専門知識を持った医師はまだまだ少ない現状です。
一日だけの座学でとれる認定証や、TMS治療の専門家による技術指導・学術顧問が形だけになってしまい、実態としては専門性が少ないままTMS治療を行う医療機関も見られます。
国内のTMS治療の専門家による技術指導・学術顧問だけでなく、
大学病院などで保険診療で実際にTMS治療を行っている医師と実際に診察ができるか、
もしくはTMS治療に関わる留学経験がある医療者が日常から指導をしているか、
つまり本当の「TMS治療の専門研修」を受けている医師がいるかが一つの指標となります。
うつ病治療が経験豊富であっても、TMS治療については初心者であることも少なくありません。
当院では2000症例以上の治療経験を生かし、段階を踏んだTMS治療専門研修を独自に行っております。
TMS治療機器はここ数年で多くの企業から新しく生産されています。
日本は未だTMS治療経験が多くないため、世界標準かどうかはFDA認証がされているかが一つの指標となります。
FDA認証されていない医療機器は安価に医療機関に導入でき、安価なTMS治療が可能となっていますが、コイル、刺激頻度、出力の安定性などからFDAで認証された標準的なTMS治療ができる治療機器が安心です。
当院ではFDA認証がされたMagVenture社のTMS治療機器を用いています。
最新のFDA認証されているTMSはClinical TMS Society
また、2019年には【Neurostar社とMagventure社】のTMS治療機器の緩解までの論文が発表されており、効果的なTMS治療ができることが明らかになっています。
医療機関の予約が取れるか、通いやすい距離かなど通院のための条件を確認することが大切です。
当院には、TMS治療機器が複数台あり、「少し時間ができたからTMS受けたい」という方でも直ぐに治療が受けられるよう当日予約も行っております。
また、体調が優れない方、急用ができて受診できない方のために、予約時間の変更、キャンセルを受け付けております。
治療を受けるにあたり、予約が取りにくい・キャンセルしづらいといったストレスをできるだけ少なくできるよう工夫しております。
このようにTMS治療は、パニック障害の治療の良い選択肢になるのではないでしょうか。
「お薬でなかなかよくならない」「お薬の副作用が不安」、「減薬したい」方にTMS治療を提供します。
当院では、現時点で日本人に対する2000症例以上のTMS治療の経験があり、大学の精神科教授、脳外科経験を生かした臨床工学技士チームで、専門的な「日本人に合わせたTMS治療」 を提供しています。
また、TMS治療は最初の通院頻度は比較的高いので、通院のしやすさも重要となってきます。
土日祝日も開院しており、仕事がお休みしにくい方や遠方の方でも短期集中でTMS治療が可能です。
もしTMS治療に興味をお持ちでしたら、お問合せフォームよりお問合せ下さいませ。
突然理由もなく、パニック発作が起きた経験はありませんか。
また、「また発作が起きたらどうしよう」と強い不安に囚われたり、眠れなくなったりすることはございませんか。
パニック障害はお薬での治療効果を得られやすい病気ですが、何らかのご事情により服用できない方もいらっしゃいます。
副作用も少なく、安全性が高いTMS治療は「くすりが使えない」、「くすりが怖い」、「くすり による治療でもなかなか改善しない」という方におすすめです。
TMS治療は、うつ病に大きくかかわる背外側前頭前野を含む前頭葉に対し「磁気刺激」でケアをする治療法です。
海外では、TMS治療はうつ病の治療として最も効果的な治療であると、臨床試験で証明されています。
また、うつ病以外にも、パニック障害等の精神疾患や発達障害、イップス等の幅広い疾患への効果も期待されております。
パニック障害にうつ病を合併している場合は効果があるとされており、現段階ではパニック障害=TMS治療が効果があると断言はできません。
突然理由もなく、パニック発作(動悸やめまい、発汗、震え、窒息感、吐き気、胸痛など)が起き、「またパニック発作が起きたらどうしよう」などの強い不安へのとらわれにより、生活に支障が出ている状態をパニック障害といいます。
「パニック障害」は近年用いられるようになった病名で「不安障害」の分類の一つです。以前は「神経症」「不安神経症」などと呼ばれておりました。
パニック障害の治療は、主な薬物療法、認知行動療法、対人関係療法、暴露療法などの他に「薬に頼らないTMS治療」があります。
副作用も少なく 安全性が高いTMS治療は「くすりが怖い」、「くすり による治療でもなかなか改善しない」という方におすすめです。
パニック障害の治療は、現在では、基本的には薬物療法が主流です。
薬物による治療の目的には、パニック発作の頻度を減らす、起こさない、発作の程度を和らげることがあり、また、「また発作が起きるのではないか」という予期不安の軽減も目標になります。
現在では、比較的副作用の少ないSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)が第一選択で用いられており、うつ症状がない方にも効果を発揮します。
しかし、効果の発現開始まで約1~2週間と時間がかかるため、医師が定めたとおりの量と回数をきちんと守って服用を続けることが大切です。
また、パニック障害では、薬物治療に加えて精神療法の併用が重要です。
特に、認知行動療法、暴露療法という治療法は、薬による治療と同じくらいパニック障害に治療効果があることが認められています。
パニック障害の治療は、薬物療法、精神療法のほかに「薬に頼らないTMS治療」があります。
パニック障害へのTMS治療の効果に期待して実際に治療に取り入れている医療機関もあります。
お薬の治療では消化器症状や奇形、認知機能の低下、電気痙攣療法の副作用である記憶障害などの認知機能障害がありますが、TMS治療は軽い頭痛や軽い吐き気など副作用が少ないことが特徴です。
そのため、安全性が高いTMS治療は「くすりが怖い」、「くすり による治療でもなかなか改善しない」という方におすすめです。
また、パニック症状におけるTMS治療は背外側前頭前野(DLPFC:Dorsolateral prefrontal cortex)と呼ばれる前頭葉に磁気刺激を行います。
低頻度で刺激し、皮質の興奮性を抑制することで症状を改善します。
当院でも低頻度刺激を主に行っておりますが、その他症状によっては高頻度刺激を提案する場合もございます。
パニック症状に対しては低頻度刺激が最も改善報告がございますが、高頻度刺激でも効果は充分に認められております。
医師と病態を相談しながら各々に合ったTMS治療をすすめていきましょう。
どの病院もクリニックも同じTMS治療を行っているわけではありません。
TMS治療は海外に10年遅れて2019年6月に保険診療になったばかりでもあり、
海外のTMS治療の知識と専門性をもつか、経験症例数や、プロトコル、日本全体の他医療機関との医療連携を実施しているかなど、TMS治療の専門性に大きく違いが存在します。
研究をもとにしたTMS治療の文献では、一般的にTMS治療は3-4割の効果が認められるとされています。
当院では、研究プロトコルではなく、より治療効果を高めるための臨床プロトコルと臨床TMS治療機器を採用し8-9割の効果をみとめています。
「日本人に合わせた世界標準のTMS治療」を行うため日々データを積みかさね、分析し治療を改善していきます。
※2020年10月から2021年10月までにTMS治療20回以上継続された9名(男性6名、女性3名)
※10回目から20回目がやや上昇しているのはよくあることです。
効果を感じ、安定してくると不安のことを考えられるようになり、自分で対処していくためです。
パニック障害はお薬での治療効果を得られやすい病気ですが、何らかのご事情(仕事、運運転する、等)により「お薬が服用できない」、「くすりが怖い」、「くすり による治療でもなかなか改善しない」という方におすすめです。
また、TMS治療は睡眠への効果も充分に期待できる治療法と言われております。
不安で「眠れない」という方にもおすすめです。
またそのほかには、「休職中で仕事復帰までの期限が短い」、「妊活中・授乳中」、「うつなどの症状も併発している」という方々にもTMS治療は一つの選択肢となります。
ただし、頭蓋内に金属や、心臓ペースメーカーや人工内耳を使用している方、妊娠中の方、重大な身体疾患のある方、精神科入院歴のある方などは当院で安全なTMS治療を行えない可能性があります。
どの病院もクリニックも同じTMS治療ではありません。
TMS治療は2019年6月に保険診療になったばかりでもあり、監修がされていると専門的にみえる一方、
実は手探りで始めたばかりの医療機関や、専門性が必ずしも高くない医療機関、価格もクリニックによって、大きく違いが存在します。
また、パニック障害の方が不安になったり、発作が起きてしまわないような、通院しやすい医療機関選びが大切です。
当院では下記6項目を工夫しております。
日本にはTMS治療の専門知識を持った医師はまだまだ少ない現状です。
一日だけの座学でとれる認定証や、TMS治療の専門家による技術指導・学術顧問が形だけになってしまい、実態としては専門性が少ないままTMS治療を行う医療機関も見られます。
国内のTMS治療の専門家による技術指導・学術顧問だけでなく、
大学病院などで保険診療で実際にTMS治療を行っている医師と実際に診察ができるか、
もしくはTMS治療に関わる留学経験がある医療者が日常から指導をしているか、
つまり本当の「TMS治療の専門研修」を受けている医師がいるかが一つの指標となります。
うつ病治療が経験豊富であっても、TMS治療については初心者であることも少なくありません。
当院では2000症例以上の治療経験を生かし、段階を踏んだTMS治療専門研修を独自に行っております。
TMS治療機器はここ数年で多くの企業から新しく生産されています。
日本は未だTMS治療経験が多くないため、世界標準かどうかはFDA認証がされているかが一つの指標となります。
FDA認証されていない医療機器は安価に医療機関に導入でき、安価なTMS治療が可能となっていますが、コイル、刺激頻度、出力の安定性などからFDAで認証された標準的なTMS治療ができる治療機器が安心です。
当院ではFDA認証がされたMagVenture社のTMS治療機器を用いています。
最新のFDA認証されているTMSはClinical TMS Society
(https://www.clinicaltmssociety.org/tms/devices)で確認できます。
また、2019年には【Neurostar社とMagventure社】のTMS治療機器の緩解までの論文が発表されており、効果的なTMS治療ができることが明らかになっています。
保険診療でTMS治療を受けるためには、「過去に抗うつ剤の薬物治療を受けている」「2ヶ月ほどの入院が可能である」などが前提条件となっています。
また、いろいろな制度の問題からTMS治療が保険適応されても、残念ながらTMS治療の恩恵を受ける人は限定的であると考えます。
治療費は保険診療、自由診療でも異なりますし、自由診療の中でも各医療機関でそれぞれ異なります。
自由診療と聞くと少し高そう、というイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。
しかし、自由診療の中でも価格帯の低いクリニックは大いに存在し、保険診療と比較してもさほど変わらない状況となっております。
また、当院では短期集中治療を行っておりますのでトータルでみると保険診療より安価で治療可能な場合がございます。
当院では世界におけるTMS治療の最前線治療対象領域とその適応、非適応基準に従って、今回の保険診療適応とならない方もTMS治療を受けられるように、分析を重ねながらTMS治療を保険診療になる前から行ってきました。
2021年時点で日本人に対する2000症例以上のTMS治療の経験があり、 欧米人との違いから「日本人に合わせたTMS治療」 を独自に分析しながら改良を重ねてきました。
当院は小さな医療機関です。小さな医療機関だからこそ、お一人お一人の状態に合わせたTMS治療を行い、より高い治療効果、費用対効果を目指しております。
保険診療と自由診療のTMS治療費用比較
医療機関の予約が取れるか、通いやすい距離かなど通院のための条件を確認することが大切です。
当院には、TMS治療機器が複数台あり、「少し時間ができたからTMS受けたい」という方でも直ぐに治療が受けられるよう当日予約も行っております。
また、体調が優れない方、急用ができて受診できない方のために、ご予約の1時間前まで予約時間の変更、キャンセルを受け付けております。
治療を受けるにあたり、予約が取りにくい・キャンセルしづらいといったストレスをできるだけ少なくできるよう工夫しております。
土日祝日も開院しており、仕事がお休みしにくい遠方の方でも短期集中でTMS治療が可能です。
また、当院は日比谷線恵比寿駅から徒歩30秒、JR恵比寿駅から徒歩1分の場所にあります。
短期集中治療の遠方からお越しの方や近くのホテルに滞在され通院している方も比較的迷わずご来院できるのではないでしょうか。
このようにTMS治療は、パニック障害を大いに改善を期待できる治療法です。
「お薬でなかなかよくならない」「お薬の副作用が不安」、「減薬したい」方にTMS治療を提供します。
当院では、現時点で日本人に対する2000症例以上のTMS治療の経験があり、ハーバード大学TMSコースを修了した医師と大学の精神科教授、脳外科経験を生かした臨床工学技士チームで、専門的な「日本人に合わせたTMS治療」 を提供しています。
また、TMS治療は最初の通院頻度は比較的高いので、通院のしやすさも重要となってきます。
土日祝日も開院しており、仕事がお休みしにくい方や遠方の方でも短期集中でTMS治療が可能です。
もしTMS治療に興味をお持ちでしたら、お問合せフォームよりお問合せ下さいませ。
[2021.09.14]
「心の不調」や「集中力の低下」、「パフォーマンスの低下」、「記憶力の低下」などにお悩みの患者さんの中には背景に「睡眠不足」がある可能性があります。
集中力、記憶力などのパフォーマンス低下が主なお悩みの方に生活習慣を詳しく尋ねると、その原因として睡眠リズムが乱れていることが考えられるケースが増えています。
PC やスマホ、ゲームなどデジタル機器などいつのまにか睡 眠を妨げるものが生活の中にあり、さらにコロナ禍でテレワーク中心になり、仕事とプライベートの境目が見えなくなる。
通勤で歩いていた運動がなくなり、体を動かさなくなるなど生活習慣の変化がきっかけになり睡眠リズ ムの乱れが起きやすくなっています。
睡眠の不安は欧米では 3~5 人に 1 人、日本人では 5 人に 1 人いるといわれています。
最近体調が悪い、頭がすっきりしない、忘れっぽくなった…、集中力が続かない、など気になる症状はありませんか?
1.ベッドに入ってから30 分~1 時間以上寝付けない
2.睡眠の途中に何度も目が覚める
3.起きたい時間より早く目覚めて、その後寝付けない
4.眠りが浅く、睡眠時間のわりに熟睡した感じが得られない
5.集中力がない、忘れっぽい
6.疲れやすい、倦怠感が続く
7.日中、眠さにあらがえない
8.ストレスが溜まり、気分転換ができない
9.血圧が高い、頭痛がある
10.食べたい感じがしないのに食べたくなる。体重が増えた
11.イライラして怒りっぽい。
睡眠は心身ともに疲労を回復させます。
特に脳は睡眠が唯一休むことができる時間です。
睡眠にはノンレム睡眠(深い睡眠)レム睡眠(浅い睡眠)のリズムがあります。
レム睡眠は「からだの眠り」と言われており、この時、脳はかなり活動していますが、体は 筋肉の緊張がゆるみ休んでいる状態といわれています。夢を見て覚えているのは、このレム 睡眠のときです。
ノンレム睡眠の時間は脳の発達に伴って増えてくるといわれ、子どものときに比べるとノ ンレム睡眠は多くなってきます。
成長に伴って脳を使うことが多くなり、脳も眠りが必要と なってくるためといわれています。 ノンレム睡眠は浅い睡眠から深い睡眠まで(S1→S2→S3→S4)と 4 段階に分かれます。
正常な人の睡眠では、ノンレム睡眠に始まり、S1→S2→S3 の順にもっとも深い睡眠(S4) まで、一気に達していきます。
このノンレム睡眠が 1 時間半~2 時間ほど続くと、一度睡眠 が浅くなり、今度は、最初のレム睡眠が現われてきます。
このノンレム睡眠とレム睡眠が 1つのセットになり、一晩に 4~5 回繰り返すのが睡眠の一般的なパターンとされています。
ノンレム睡眠は浅い睡眠から深い睡眠まで(S1→S2→S3→S4)と 4段階に分かれます。
ノンレム睡眠中は成長ホルモンが分泌され、成長や疲労回復、皮膚や細胞の修復を行って います。
「脳の老廃物の排泄プロセスにノンレム睡眠が最も効果的」であるということが ロチェスター大学メディカルセンターのマイケル・ネダーガー教授らにより2019 年にアメリカの科学学術技術誌「Science Advances」に「睡眠と脳の清掃機能」として発表しました。
私たちの体には、細胞から排泄された老廃物を運び出して処理してくれるリンパ系が張り 巡らされています。
脳では、リンパ系に似た働きを持つ「グリンパテックシステ ム」という排泄機能があることがわかっています。
このグリンパテックシステムが活発に働くのはノンレム睡眠の時間帯です。
脳は毎日活動し続け、大量のエネルギーを消費して、蓄積しています。グリンパテックシステムはノンレム睡眠中に働き、その老廃物は翌朝尿として排泄されます。 寝つきが悪かったり、夜中に目が覚めてしまったりでノンレム睡眠に入れない状態が続く と老廃物が蓄積されてしまいます。
特にダメージを受けるのが大脳辺縁系にある海 馬と呼ばれる記憶の一時保管場所です。最近忘れっぽくなった、思い出せないなど認知機能 の低下につながります。
何日も眠れなかったり、睡眠不足が続くと段々考えがまとまらなく なったり、まったく仕事や勉強ができなくなってしまいます。
やる気や体力、思考能力が著しく低下してしまうのは、グリンパテックシステムが十分に働かず老廃物が蓄積され脳内 環境が乱れている状態となります。
特にアルツハイマーなどの認知症の原因の一つと言われるアミロイドβというたんぱく質の老廃物の濃度が高いといわれていて、睡眠と老廃物除去の関連性が疑われています。
加齢とともに、ホルモンの分泌能力が衰えてノンレム睡眠が少なくなってしまうことは、すでに分かっているので睡眠の質を上げることが重要になってきます。
睡眠不足で脳が疲労し、パフォーマンスが低下、集中力が低下、記憶力が低下している状態 は、脳のネットワークである DMN(デフォルトモードネットワーク)が過剰に反応し、CEN (セントラルエグゼクティブネットワーク)の活動が低下している状態なので、まずは脳の ネットワークを調整し、生活習慣を見直し脳内環境を整えることが必要です。