週に1~2回の休日治療とは?自分に合ったTMS治療の効果を解説

【TMS治療とは】

TMS(Transcranial Magnetic Stimulation:経頭蓋磁気刺激法)は、うつに大きく関わる背外側前頭前野を含む前頭葉を「磁気刺激」によりケアする治療法です。

磁気により身体を傷つけることなく脳細胞を刺激することで脳の治療ができる副作用の少ない新しい治療です。

当院は世界の標準的なTMS治療を扱うTMSコースを修了した医師が在籍するクリニックです。

「お薬でなかなかよくならない」「お薬の副作用が不安」「減薬したい」方にTMS治療を提供します。

TMSの効果

TMSによって期待できる効果としては、

  • 普段通りに仕事ができる
  • そわそわ・イライラの改善
  • 判断力の回復
  • 気分の落ち込みの改善
  • 夜の寝つきがよくなる
  • 疲労感の改善

などがあります。

また、当院ではさまざまな疾患、お困りごとに対して治療を行っております。

研究をもとにしたTMS治療の文献では、一般的にTMS治療は3-4割の効果が認められるとされています。

当院では、研究プロトコルを踏まえた上で、より治療効果を高めるための臨床プロトコルと臨床TMS治療機器を採用し、8-9割の改善効果をみとめています。

「日本人に合わせた世界標準のTMS治療」を行うため日々データを積み重ね分析し、治療を改善しています。

TMS治療の効果の現れ方

TMS治療は1回で効果が現れることはほとんどありません

おおよそ10回くらいから効果があらわれる方が多くいらっしゃいます。

脳を安定させるため、はじめの10回程度は高い頻度できていただくことをお勧めしています。

10回目や15回目程度でよくなったと中断してしまうと、また2-3ヶ月ですぐに同じ状態に戻ってしまいます。

脳が安定するまでの20-30回程度まで継続し、必要に応じて再発予防のメンテナンス(維持)mTMSでフォローアップをすることをおすすめします。

【週に1~2回の休日治療とは?】~毎日通院難しい方へ~

TMSについての多くの研究では、週5回の4-6週連続の刺激法が主流です。

しかしながら当院では臨床のプロトコルを用いて、刺激方法を工夫することでより少ない治療頻度での適切なTMS治療もご相談に応じております。

より適切な治療としては、最初の10回までは1週間に3回以上の通院をおすすめしていますが、

週に1~2回からはじめて効果を実感されている方もいらっしゃいます。

”頻繁に通えないから諦める”のではなく、週に2回からでもはじめてみませんか。

全体として30回程度の治療を行い、その後メンテナンス(維持)mTMS治療による再発予防のTMS治療を組み合わせることをおすすめしていますが、

ローンを組んだり、必ず30回行わなければいけないなどもございませんのでご安心ください。

【週1~2回のTMS治療効果と比較】

当院では、患者様のお悩みごと、心理検査の結果をもとに最適な治療プランをご提案させて頂いております。

研究をもとにしたプロトコルだけでなく、心理検査の結果を細かく分析し、患者様のお困りごとに添ったプロトコルをご提案させていただいているのも当院での特徴です。

また、当院で週に1回、または、週に2回からTMS治療をはじめられた方で下記のような結果が得られました。

※うつ・不安・集中力などそれぞれに適した心理検査
※2021年4月~2022年3月までに、週に1回または2回TMS治療を行った患者様18名(男性15名、女性3名)

先ほど述べたように、多くの研究では3-4割程度、当院では8-9割程度の改善効果を認めています。

週1または2回の治療でも約8割の効果改善をみられているため、TMS治療を受ける価値はあるかと思います。

”週に5日以上通院すること”が難しい方は、治療を諦めるのではなく、スケジュールを相談しながら治療を進めて行きましょう。

※週1回の通院の場合は1日3回のTMS治療を推奨しております。

疾患ごとの改善率

コロナ後後遺症ブレインフォグ

発達障害 

不安障害

パニック障害

適応・非適応

当院では、患者さんのお困りごとに寄り添い、一人一人に合った治療法を提案しております。

適応疾患はこちらをご確認くださいませ。

また、記載されていないお困りごとについても対応できる場合がございますので、お問い合わせをお願いいたします。

また、患者様の安全を考えTMSの実施基準を設けており、他TMS治療医療機関よりも厳しい制限をかけております。

>>当院のTMS治療の対象とならない方

自分が対象になるか、まずはお気軽にお問合せフォームからご相談ください。

痛み・副作用

当院では磁気刺激の強さは個々に合わせ、痛みがないように調整をしております。

まれに軽い頭痛や吐き気や顔面の違和感を施術後感じる方もいます。

一番大きな副作用でけいれんは0.1%程度の方がなる可能性があるといわれていますが、

当院ではTMS治療開始前にけいれんのリスクがある方に関しては実施をお断りさせていただいており、安全に実施できるよう診療を行っております。

出典:鬼頭伸輔編『うつ病のTMS治療』金原出版,2016年発行,P37
鬼頭伸輔:国内外におけるrTMSの現況、安全性に関する留意点,精神経誌2015;117:103-9より
書籍『うつ病のTMS療法』(鬼頭伸輔編、金原出版、2016年発行)では、うつ病に対するrTMS治療の副作用について、米国で行われた大規模臨床試験の結果が以下の表のようにまとめられています。更にこれについて、「治療日数を重ねるにつれて、頭痛、疼痛、不快感は速やかに軽減することが多い」と記載されています。尚、このデータはrTMS治療として最大の刺激強度を用いた結果である点に注意が必要です。

休日治療~週1,2回通院でライフスタイルに合ったTMSを~

TMS治療は、多くの研究では週5回4-6週連続の刺激法が主流となっており、3-4割の改善を認めておりますが、

当院では、研究プロトコルを踏まえた上で、より治療効果を高めるための臨床プロトコールと臨床TMS治療機器を採用し、8-9割の改善効果をみとめています。

より適切な治療としては、最初の10回までは1週間に3回以上の通院をおすすめしていますが、

週に1~2回からはじめて効果を実感されている方もいらっしゃいます。

”頻繁に通えないから諦める”のではなく、週に2回からでもはじめてみませんか。

当院ではさまざまな疾患、お困りごとに対して治療を行っており

患者様のご希望の治療法を尊重しつつ、一人一人に合った治療法を提案させて頂いております。

また、当院では、現時点で日本人に対する2000症例以上のTMS治療の経験があり、

ハーバード大学TMSコースを修了した医師と大学の精神科教授、脳外科経験を生かした臨床工学技士チームで、専門的な「日本人に合わせたTMS治療」 を提供しています。

もしTMS治療に興味をお持ちでしたら、お問合せフォームよりお問合せ下さいませ。