Chronic Pain / TMS・SGL・QEEG
慢性疼痛に
薬に頼らない
TMS治療
お薬や神経ブロックでなかなか効果が出ない慢性疼痛に選択肢を。脳と自律神経の両面から慢性疼痛に対して神経から向き合う治療をご案内します。
Why Besli
ベスリを選ぶ理由
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初回相談料は11,000円で、初回施術は無料です。TMSは2回目以降1回6,600円、10回券なら49,500円(1回あたり4,950円)。営利を目的とせず、より多くの方に良い医療を届けたいという考えから、続けやすい料金にしています。
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専用センターに複数の機器をそろえ、平日夜20時まで+土日も診療。間隔を空けずに通う必要がある方も、1日3回の短期集中(aTMS)で一気に整えたい方も、仕事を止めずに通えます。
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東京院は東京駅からアクセスしやすい神田、横浜院は桜木町駅からすぐで横浜駅からも1駅の好立地です。どちらも仕事帰りや外出のついでに通いやすく、平日は夜まで、土日も診療しています。
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Self Check
当てはまりますか
About
痛みが長引く背景にあるもの
慢性的な痛みは、骨や関節、神経そのものの損傷だけでは説明できないことがあります。近年の脳波研究では、慢性疼痛の患者さんの安静時脳波に特徴的な変化が報告されており、痛みの感じ方に関わる脳のネットワークの働き方が関係している可能性が示唆されています。
具体的には、θ波の増大やα波のピーク周波数(PAF)の低下といった変化が慢性疼痛で多いと報告されています。つまり、痛みが長引く背景には、身体の損傷部位だけでなく、脳や自律神経系の情報処理の変化が関わっている場合がある、という考え方です。
Mechanism
慢性疼痛の機序 ── 脳で何が起こっているか
痛みが慢性化する仕組みはまだ完全には解明されていませんが、末梢の組織が治ったあとも、脳や神経系の「痛みを処理する仕組み」そのものが変化し、痛みが続いてしまう場合があると考えられています。
痛みが慢性化するまでの経路
現時点で考えられている仮説です
きっかけ(外傷・神経障害等)
脳の情報処理の変化(視床・皮質ネットワーク)
TMSが働きかける自律神経の乱れ
SGLが働きかける痛みの慢性化
脳の情報処理の変化と自律神経の乱れが、痛みの慢性化に関わっている可能性が示唆されています。QEEGは、この状態を確認するための検査です。
中枢性感作という考え方
痛みの刺激が繰り返し、あるいは長期間伝わり続けると、脊髄や脳で痛みを伝える神経の感受性そのものが高まり、本来は痛みと感じない程度の刺激にも過敏に反応してしまう状態が生じることがあります。これは「中枢性感作」と呼ばれ、身体の組織の損傷が治癒したあとも、この感作した状態が続くことで、痛みが慢性化すると考えられています。
視床・脳のネットワークの変化
慢性疼痛患者を対象としたSPECT(脳血流検査)では、安静時に視床を中心とした局所脳血流の低下が認められたとする報告があります。視床は身体からの感覚情報を脳全体へ中継する部位であり、この血流の変化が痛みの感じ方に関わっている可能性が指摘されています。
脳波(EEG)に現れる変化
慢性疼痛患者の安静時脳波では、θ波の増大とα波のピーク周波数(PAF)の低下が報告されています。これは、視床と大脳皮質の間の情報のやりとりに異常が生じている状態(thalamocortical dysrhythmia)を反映している可能性があるとされます。また、脳のネットワークの動き方(マイクロステート)の異常が痛みの強さと関連することも報告されており、脳には痛みを和らげる下行性の抑制の仕組み(下行性疼痛抑制系)が備わっていますが、この機能が低下している場合ほど、痛みに関わる脳波の活動が大きいとする報告もあります。
視床の血流低下:具志堅隆「慢性疼痛患者のSPECTに関して」麻酔53巻増刊:S168-175, 2004 / 脳波所見:大住倫弘ほか「慢性疼痛における脳波データの活用とこれからのリハビリテーション」ペインクリニック46(11):1151-60, 2025
Psychogenic Pain
心因性疼痛の機序 ── 脳で何が起こっているか
心因性疼痛とは、痛みの原因となる明らかな器質的異常が乏しいにもかかわらず、心理的なストレスや情緒的な要因が発症や増悪に大きく関わっていると考えられる痛みです。「気のせい」ということではなく、脳の中では実際に痛みとして処理されている、と理解されています。
心因性疼痛が起こるまでの経路
ストレスと痛みが、互いを強め合う悪循環
心理的なストレスが、痛みと感情の両方に関わる脳の共通回路や自律神経のバランスに影響し、痛みが痛みを呼ぶ悪循環につながると考えられています。
痛みと感情は、脳の中で重なり合っている
身体の痛みを処理する脳の領域(前部帯状皮質、島皮質など)は、孤立や喪失といった心理的なつらさを感じるときにも活動することが知られています。身体的な痛みと心理的な苦痛は、脳内で共通する神経回路を介して処理されている部分があると考えられており、これが心理的なストレスが身体の痛みとして現れうる背景の一つとされています。
ストレスと自律神経・ホルモンの変化
強いストレスが続くと、視床下部−下垂体−副腎系(HPA系)と呼ばれるホルモンの調整システムや、自律神経のバランスに変化が生じることが知られています。こうした変化が痛みの感じ方や身体の緊張、血流に影響し、痛みを増強させる一因になると考えられています。
痛みを抑える仕組みへの影響
不安や抑うつの状態が続くと、脳が本来持っている「痛みを抑える働き」(下行性疼痛抑制系)がうまく機能しにくくなることが指摘されています。ストレスや気分の落ち込みが、痛みをそのまま、あるいはより強く感じやすい状態をつくってしまう可能性があります。
整形外科領域の光線療法(LLLT)に関する報告でも、治療に反応しにくい症例の背景として、器質的な重症例とともに心因性疼痛の存在が指摘されており、痛みの評価や治療方針を考えるうえで心理的な要因を考慮することの重要性が近年あらためて指摘されています。
出典:武者芳朗ほか「整形外科疼痛性疾患領域におけるLLLT-治療成績,評価法,今後の展望-」日本レーザー治療学会誌13(2):13-17
Approach
当院で行う3つのアプローチ
QEEG・TMS・SGLは、それぞれ異なる角度から状態把握・治療にアプローチします。どこまで組み合わせるかは診察のうえで一緒に決めていきます。
評価から治療までの関係
QEEGでの評価が、TMS・SGLの治療方針につながります
QEEGで脳の状態を評価
診察で治療方針を決定
TMS・SGLで脳と自律神経にアプローチ
Approach 01
QEEG(定量的脳波検査)
頭皮に電極を装着し、脳の電気活動を周波数ごとに数値化して確認する検査です。慢性疼痛の研究では、α波のピーク周波数(PAF)の低下が多いと報告されており、痛みに関わる脳の神経回路の状態を反映している可能性があるとされています。
Approach 02
TMS(経頭蓋磁気刺激)
頭皮の上にコイルを当て、磁気の力で脳の特定部位(多くは一次運動野)の活動に働きかける、痛みを伴わない非侵襲的な治療です。
Approach 03
SGL(星状神経節近傍照射)
首の付け根にある星状神経節の近くに、直線偏光近赤外線を照射する光線療法です。針を使わないため、抗凝固薬を服用中の方やご高齢の方、神経ブロックに抵抗のある方にも選択肢となり得ます。
Why Combine
なぜTMS×SGLを
組み合わせるのか ── 機序から見る理由
慢性疼痛には、脳(中枢)での情報処理の変化と、自律神経の乱れの両方が関わっている場合があると考えられています。TMSとSGLは、この2つの経路にそれぞれ働きかける治療です。
2つの経路 ── 中枢と自律神経
TMSは脳へ、SGLは自律神経・末梢血流へ
TMS
中枢神経系(脳)へ
- 一次運動野への磁気刺激
- 内因性オピオイド放出
脳での痛みの処理そのものへ
SGL
自律神経・末梢血流へ
- 星状神経節近傍への光照射
- 皮膚温上昇・副交感神経の指標上昇
自律神経のバランス・血流へ
TMSは頭皮の上から磁気で一次運動野などを刺激し、高頻度rTMSの前後で内因性オピオイドの放出が増加したとする研究などがあり、脳(中枢)での痛みの処理そのものに働きかける治療と位置づけられます。一方SGLは星状神経節の近くに近赤外線を照射し、皮膚温の上昇や副交感神経指標の上昇傾向が報告されており、自律神経のバランスや末梢の血流に働きかける治療と位置づけられます。
慢性的な痛みは、脳側の要因だけ、あるいは自律神経側の要因だけで説明できるとは限りません。中枢(脳)と自律神経・末梢という異なる経路に、それぞれ異なる治療で働きかけるという考え方が、TMSとSGLを組み合わせてご案内している理由です。
SGLと、薬剤を用いた星状神経節ブロック(SGB)の脳血流への影響をSPECT(脳血流検査)で比較した研究では、SGB後は視床を中心に両側の脳血流の明らかな上昇が見られました。SGL後は多くの症例で脳血流全体としては低下がみられたものの、小脳を基準とした定性的評価では、視床やレンズ核、帯状回など痛みに関わる部位の血流が比較的保たれている傾向が示されています。SGBほど明確ではないものの、SGLも中枢性に痛みを抑える仕組み(下行性抑制系)に何らかの形で関与している可能性が推測されています。臨床的には、SGLの治療を開始すると、多くの患者さんが安静・傾眠状態になることも報告されています。
出典:具志堅隆ほか「直線偏光近赤外線の星状神経節近傍における脳血流の変化-SPECTを用いた評価-」日本レーザー治療学会誌5(2):72-74 / 対象人数の少ない予備的研究であり、メカニズムには不明な点が多く残っています。
低反応レベルレーザー治療(LLLT)を用いた基礎研究では、照射により平均血流量が有意に増加し、心拍変動解析(HRV)による自律神経活動の評価でも、交感神経指標(LF/HF)の低下と副交感神経指標(HF)の有意な増加が報告されています。照射部位や機器はSGL(星状神経節近傍照射)と異なりますが、光線療法が自律神経のバランスに働きかけるという考え方を支持する知見の一つです。
出典:武者芳朗ほか「整形外科疼痛性疾患領域におけるLLLT-治療成績,評価法,今後の展望-」日本レーザー治療学会誌13(2):13-17 / 健常成人男性3名を対象とした予備的研究で、照射部位は僧帽筋部です。
Research
TMS治療と慢性疼痛
慢性の神経因性疼痛患者を対象に、一次運動野(M1)への高頻度rTMSを実施した実臨床コホート研究では、複数回の治療を受けた患者のうち、ベースラインから一定割合の患者さんで疼痛緩和が得られたことが報告されています。末梢神経性疼痛よりも中枢神経性疼痛のほうが、緩和を経験しやすい傾向も示されています。
健常成人を対象に、一次運動野への高頻度rTMSの前後でPET(陽電子放出断層撮影)を用いて内因性オピオイドの放出を検討した研究では、実刺激後に複数の脳領域で内因性オピオイドの放出が増加したことが示唆されています。オピオイド拮抗薬の投与でrTMSの鎮痛効果が弱まったとする報告もあり、内因性オピオイドの放出が鎮痛機序の一つと考えられています。
Flow
受診の流れ
初診から治療開始までの一般的な流れです。実際の内容は状態によって異なります。
受診から治療開始までの流れ
目安のスケジュール
初診・問診
QEEGなどによる評価・
治療方針のご説明
治療開始・
経過観察
-
初診・問診
現在の痛みの経過、既往、服薬状況などをうかがいます。
-
QEEGなどによる評価
必要に応じてQEEGなどの検査を行います。実施の可否は診察で判断し、結果だけで診断を確定するものではありません。
-
治療方針のご説明
TMS・SGLそれぞれの適応、費用についてご説明します。ご不明点はここで確認いただけます。
-
治療開始・経過観察
治療を開始し、経過を見ながら内容を調整します。SGLはTMSと同じ通院ペースでご案内しており、同日にまとめて受けていただくことも可能です。
Pricing
費用について
慢性疼痛に対するTMS・SGL・QEEGは保険適用外の自由診療(自費診療)です。TMSの初回相談料は11,000円(税込/初回施術は無料)で、神田・横浜の両院とも同額です
TMS治療の料金
| 内容 | 初回 | 単回(2回目以降) | 10回券(1回あたり) |
|---|---|---|---|
| TMS(θburst/rTMS) | 無料 | 6,600円 | 4,950円/回(49,500円) |
※ 神田・横浜 共通の自由診療(自費)料金(税込)。最新の料金は各院にお問い合わせください。
組み合わせるアプローチの料金
| 内容 | 単回 | 回数券 | 1回あたり |
|---|---|---|---|
| SGL(星状神経節近傍照射) | 2,200円 | 11,000円(10回券) | 1,100円/回 |
| QEEG(定量的脳波検査) | 16,500円 | 22,000円(2回セット券) | 11,000円/回 |
| PBM(光刺激・参考) | 4,400円 | 33,000円(10回券) | 3,300円/回 |
回数券には有効期限があります。TMS回数券は初回購入から1か月、2回目購入分は3か月、3回目以降の購入分は6か月が目安です。SGL回数券は購入回数にかかわらず3か月が目安です。回数券の払い戻しはできません。
WEB予約を推奨しています。WEB予約は予約時間の2時間前まで、電話・受付・LINEでのご予約は2日前までキャンセル可能です。前日・当日のキャンセルは1回分の施術料金を頂戴する場合があります。
Safety
安全性について
TMSには、実施を避けるべき方(絶対的禁忌)と、事前の確認が必要な方(相対的禁忌)があります。初診時に問診で確認します。
| 区分 | 該当する例 |
|---|---|
| 実施を避ける方 | 刺激部位に近接する頭蓋内金属をお持ちの方/心臓ペースメーカーをお持ちの方 |
| 事前確認が必要な方 | 頭蓋内にチタン製品/磁力装着の義歯・インプラント/けいれん発作の既往/けいれんリスクのある頭蓋内病変/アルコールや薬物等の乱用・離脱/妊娠中の方/重篤な身体疾患の合併 |
よくみられる副作用として、頭皮や顔面の不快感、頚部痛・頭痛などが報告されています。頻度は低いものの、けいれん発作などの重篤な副作用が報告されており、初診時の問診・確認を行ったうえで実施します。
SGLは光を照射する治療で、神経ブロックのような穿刺を伴いません。実施の可否や注意点は診察時にご確認いただけます。QEEGは電極を装着する検査で、身体的な侵襲はありません。
FAQ
よくある質問
Q.QEEG・TMS・SGLとは、それぞれどのような検査・治療ですか?
Q.TMSは保険が使えますか?
Q.SGLは注射ですか?痛みはありますか?
Q.QEEG(脳波検査)だけを受けることはできますか?
Q.痛みは必ず良くなりますか?
Q.どのくらいの頻度・回数の通院が必要ですか?
Q.TMSに副作用はありますか?
Q.SGLに副作用や注意点はありますか?
Q.どんな痛みに向いていますか?
Q.神経ブロック注射との違いは何ですか?
Q.どちらの院で受けられますか?診療時間は?
Q.初診ではどんなことをしますか?
Supervised by
この記事の監修者
田中 伸明(たなか のぶあき)
医療法人社団ベスリ会 ベスリクリニック 総院長/専門:心療内科・神経内科・睡眠障害内科
「こころ・脳・身体」の観点から状態を分解し、再発しない形で社会に復帰し、自立して働ける未来を目指す診療を行っています。
働く人の心の診療実績
TMS治療(薬に頼らないうつ治療)
著書・監修書籍
メディア出演・掲載・講演
プロフィール:besli.jp/staff.html / メディア:besli.jp/for-press-media.html
Reservation
その痛みを、
そのままにしないでください。
まずは問診で、今の状態を一緒に整理します。QEEG・TMS・SGLをどう組み合わせるかは、診察のうえでご相談します。TMS初回施術は無料です。
ベスリクリニック東京(神田)
ベスリTMS横浜醫院
本ページは情報提供を目的としており、診断・治療方針は個々の状態により異なります。TMS・SGL・QEEGはいずれも効果を約束するものではなく、慢性疼痛への使用は自由診療です。診療時間・料金は変更されることがありますので、最新の情報は各院の公式サイトでご確認ください。
監修:田中 伸明(医療法人社団ベスリ会 ベスリクリニック 総院長)