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受験生の心ケア~勉強・受験ストレス~

9月頃からご相談が多くなる「勉強・受験ストレス」によるこころの不調。

最も多いのは「集中力がでない」ことに対するご相談です。頑張って勉強しているにも関わらず、頭がぼーっとしてしまう。朝起きるとだるくて頭が働かない。

真面目な人ほど勉強に集中したいのに、集中できない状態をストレスに感じ、疲れてしまうことがあります。

集中できない他にも、やる気が起こらない、億劫である、イライラする、気分が落ち込んでいる、不安感が強い、些細なことが気になる、身体面ではよく眠れない等の悩みを同時に抱えることもあり、これらはただ「集中できない」状態ではなく、抑うつ症状として当て嵌まるものが多いです。

 

日本において、「うつ病」は大人の心の病気のイメージがあるかもしれませんが、近年では「若い人でもうつ病になる」ということが精神分野、教育分野など社会へだんだんと浸透してきています。

受験うつの特徴

大人の内因性のうつ病というと、抑うつ気分、思考や判断力などの精神活動の低下、意欲の減退や会話の減少、動作や反応が遅くなる、不眠などの症状が出てきます。しかしながら、若い人のうつ病では、怒りや悲しみなどの情動反応が大きくなり、落ち込み、よりもイライラや焦りなどが目立つことが多いです。

  • 集中したくても椅子に座るのが億劫
  • 同じことを何度もぐるぐる考えてしまう
  • 受験の日のことが不安で集中ができない
  • 夜眠れず朝起きづらくなっている

 


脳が過剰に働くことで、脳の疲労をおこしワーキングメモリ機能が低下することで文章問題の読解や数学の答えを導き出すのが困難になったりと成績が低下する要因になります。

 

若い人はお薬の影響がでやすい?

若年の方への抗うつ薬は【賦活化症候群】という抗うつ薬を飲み始めた時やお薬の量を増やしたときに、不安や、イライラ、ソワソワが強くなったり、不眠や、ちょっとしたことで怒りっぽくなったり敏感に反応してしまったりする中枢神経刺激症状が出現することがあります。まだ若いからこそお薬が怖い、という方へTMS治療はお薬よりも副作用が少なく、効果的な治療です。まずは1度当院にお越しなってみてはいかがでしょうか。

抗うつ薬の安全性

ベンラファキシンはプラセボや他の抗うつ薬(エスシタロプラム、イミプラミン、フルオキセチン、デュロキセチン、パロキセチン)に比べて自殺願望や自殺衝動のリスクが増加するとのネットワークメタ解析の報告があります。また、デュロキセチン、パロキセチン、セルトラリン、ベンラファキシンに関してはプラセボ群に比べて攻撃性が高まることも報告されています。

薬物療法において、抗うつ薬のうち一部のSSRIにのみ限定的かつ低い有効性のエビデンスがある一方、有害性については自殺関連事象やアクチベーションシンドロームなどが新規抗うつ薬で起こるリスクが知られています。抗うつ薬を用いるときは、若年の方やその親御さんは安全性・有効性を理解できるよう説明を受けたうえで使用されると良いでしょう。

できるかぎり結果を出したいからこそ副作用はコントロールしたい

精神安定薬は脳の活動を抑えることで不安やイライラなどを緩和しますが、同時に 記憶力などの脳機能も低下してしまうこともあります。特に受験が近くなる9月頃からは集中的な模試や入試が始まります。直前にお薬を変えることは眠気などの副作用がどのように出るかがわかりづらいため怖いと感じる方も少なくありません。入試や試験が近いかの日程も現在お薬の処方をしてくれている主治院の先生と相談しながらお薬の調整をすることをお勧めします。

 

他の病態に変わる可能性も?

若年のうつ病が大人のうつ病へとつながるわけではなく、パーソナリティ障害、統合失調症、双極性障害を発症するなど異なる病態に至る可能性もあります。他の病態の可能性もあると医師が判断した場合は、TMS治療を中断し、医療機関へご紹介することもあります。

自殺のリスク

一般的には思春期以前の自殺はまれであり、思春期以降に増加するとされています。思春期以降では自殺の完遂は男性に多く、自殺企図は女性に多いとされています。子供の自殺の80~90%に気分障害などの精神疾患が関与しており、重症度も関連していることから、通院が困難であったり、重度であったりする場合は当院での治療を中断し適切な医療機関へのご紹介も行っております。

TMS治療:薬でコントロールできない集中力や思考力の上位ネットワークを改善する

近年では脳ネットワークの働きが明らかになり、抗うつ薬は情動や生きるために必要な下位の脳ネットワークは改善するものの、集中力や思考力のネットワークは改善しないことが明らかになっており、この上位ネットワークを改善する抗うつ薬以外の選択肢が求められています。TMS治療はこの集中力や思考力を上位ネットワークを調整することから、集中力が必要な若年の方への治療におすすめの治療です。

TMS治療は「ご本人の治療の意思」も重要

若年の方の中には親御さんに無理やり医療機関へ連れてこられる方もいます。しかしながらTMS治療は週3~5回4~6週連続の治療であり、親御さんが治療を受けてもらいたいのと実際に治療ができるかは大きく異なります。親御さんの心配だけでなく、ご本人が治療を希望するかもTMS治療の対象になるかの指標になります。治療を受ける、受験をする主体はご本人であり、そのサポートに私達がいます。ご本人が嫌がるにもかかわらず無理やり治療を行うことは医療者として行っておりません。

受験生の方へ

今、勉強に行き詰まっている、人生に行き詰っている方は「何のために受験や勉強をしているか」、目標を1度立ち止まって考え、再確認してみるのも一つです。これから何をしたいか、するべきかを確認することは現実逃避ではなく、むしろこれからの時間を目的に定めることができ、着実に実行ができることにつながります。

自分が受験をする理由、例えばエンジニアになりたいから理工学を学ぶためにこの大学へ行きたい。将来は医師になりたいから医学部のある大学へ進学したい、なぜ自分が"今"勉強をしているのかを確認することは自分のモチベーションを維持するのに有効です。受験での成功や失敗は、受験だけでなく将来自分が自立していくために貴重な経験になります。

例えば周囲からの期待やプレッシャーはこれから社会人として仕事をする上で同様なことが必ずあります。そんな時、一息ついて過去の自分はどうやって乗り切ったのか、同じ失敗をしないために次は別の方法を模索する等、将来に役立つことは多いのです。

未来のための実行が、抑うつ気分や眠れない、不安によって邪魔されており、改善することで勉強に集中したいと望まれる方は是非1度ご相談ください。

ご家族の方へ

ご家族の方による、「勉強大丈夫?」、「絶対合格するよ」という声は時には負担になることもあります。心配で勉強について質問攻めにしてしまう、過干渉はプレッシャーになります。受験生は勉強にひたむきに取り組んでいますので、近しい仲だからこそ、勉強からホッとする居場所として、受験生の意思を尊重し暖かいサポートしてください。

料金

勉強・受験ストレスの TMS治療

勉強・受験ストレスプロトコール じっくりTMS治療:9,900円/回(税別)

20回(セット)+10回(フォローアップ)

 

TMS治療とは

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