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女性に優しい脳治療~妊活・授乳~

「心の病気になって心のお薬を処方してもらう。」苦しい時、心の支えにもなるお薬です。しかしながら、「妊娠に影響があるかもしれない」、「自分の子供に影響がありそう…」「依存しちゃいそうで怖い」、「吐き気や焦燥感が強くなる副作用が怖い」など、女性は未来のことをしっかり考える方も含めて不安になる人もいます。お薬は急性期や、元々の心の波が強い人などが安定して生活を送るために必要な場合もあります。特に妊活中や、授乳中などの自分のカラダだけではなく、子供のことを含めて考えたい時など、薬以外にも選択肢がほしい、薬で効果をなかなか実感できないなどの場合は他の治療法も含めて検討してはいかがでしょうか

 

働く女性はストレスを感じやすい?

厚生労働省が5年に1度実施している労働者健康状況調査では、仕事や職業生活に関する強いストレスとなっていると感じる人は全体で58.3%に上り、男性では55.3%、女性では62.6%でした。

参照

平成29年 労働安全衛生調査(実態調査)

https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/h29-46-50_kekka-gaiyo02.pdf

男女で異なるストレスの原因

ストレスの原因は、男女で異なる傾向があります。男性にとってのストレスは仕事の遂行能力、職務上の責任の大きさ、収入など、仕事に直結することが多いとされています。女性は仕事に直接関係するものもありますが、職場での対人関係、家庭の事情、全体の生活が快適であるか否かなど、自身の精神面や家族の生活全体状況が関わります。既婚の女性の方が未婚女性と比べ、約1.5倍ストレスを抱えているなどの調査結果もあり、男性に比べストレスの原因の種類が多いことが知られています。

参照

働く女性と健康 武谷 雄二 著

男女で異なるストレス反応

一般的には女性の方がストレスにより精神が疲弊し、うつ状態になりやすいといわれています。ストレスは副腎皮質モルモンの分泌を亢進させますが、厳しい勤務による副腎皮質ホルモン分泌の影響は男性と比較し、女性の方がより強い影響を受けるとされています。女性は男性と比較し、頭痛や腰痛、肩こり、胃の痛みなどの身体症状が出やすく、イライラ、泣きたくなる等の感情的な症状が出やすくなる。ストレス解消法もストレス食いなどを起こすことが女性は多い。男性は女性よりも身体症状は少ないものの、いきなり強いうつ状態などの精神症状が現れることがある。

参照

働く女性と健康 武谷 雄二 著

リンク

ストレス食い~食べ過ぎる~

30代、40台の女性 9割が睡眠に悩み

日本経済新聞 2020年3月2日

30代、40代の女性の9割が睡眠に悩みを抱えているというデータもあります。『疲れが取れない』、『日中も眠くなる』などの症状が多く、30-40代の働く世代の85%以上が他の世代よりも睡眠に悩んでいます。

日本人女性の睡眠時間は日本人男性や他の国の女性よりも世界的に短いといわれているなか、睡眠不足が仕事や子育てなど日常生活に与える影響が他の世代よりも大きいことがみられます。若いから少しくらい無理できる…が重なると心身不調になります

リンク

うまく眠れない ~すっきりおきれない~

女性のライフステージと心の不調

女性は上記のとおり、様々なストレスの原因があり年代ごとにも不調を感じやすいポイントがあります。

10-20代は受験やスポーツ、大学、初めて親元を離れるなど大きな環境の変化があり、20代は新入社員として生活の変化や仕事のプレッシャーを感じやすく、30代は責任ある立場となり、結婚・妊娠・流産・中絶・出産・子育てなどの大きなライフイベントの変化もあります。40代になると子どもの巣立ちや介護、更年期などがあります。このように、女性は仕事だけでなく、ライフステージに合わせて様々な環境の変化があります。

また、ライフステージの変化に女性ホルモンの急激な変化が重なり、生理前の不調、妊活中、出産後、産褥期(出産直後)、流産、中絶後、更年期などには憂うつな気持ちになりやすくなる状態が起こります。

心の薬と妊娠・出産・授乳・育児の不安

抗うつ薬の副作用として一般的には、喉の渇き、便秘、吐き気、頭痛などがしられています。それ以外にも、若い人は抗うつ薬による賦活症候群として焦燥、不眠、自傷行為や自殺行為などの心配があります。また、妊活中の方や、出産後、授乳をしているお母さん、まだお子さんが小さくて勝手に飲んでしまわないか、自分だけでなく子供に関わる部分でお薬を飲むことが怖い、心配と考える人もいます。

妊活中・授乳中のうつ病に対するTMS治療

女性として心の薬を飲むことが怖い、妊活など今飲んでいるお薬を減薬したい時にはTMS治療は一つの選択肢になるかもしれません。ハーバード大学の女性に対するTMS治療では、抗うつ薬や気分安定薬の代替の治療になりうる。と妊娠・授乳に関わるTMS治療が注目されていました。一部の国で妊婦に対するTMS治療は実施されていますが、日本では、妊婦に対するTMS治療は認められていないため、当院では妊婦の方へTMS治療は行っておらず、妊活中や授乳中の方にTMS治療を行っております。

急激にお薬を止めることは離脱症状などを起こしやすいため、かかりつけの先生と連携を取りながら無理のない減薬や治療を行っていきます。

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