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疲れやすい~すぐに疲れる・起き上がれない~

慢性疲労症候群とは、日常生活に大きく影響が出る程の強い全身倦怠感、慢性的な疲労感を感じ、休養しても回復せず、長期にわたって症状が続くといわれる病態です。発熱、リンパ節腫大、咽頭痛などの感染症様症状、頭痛、筋肉痛、関節痛、脱力感などの膠原病様症状、睡眠障害、思考力低下、抑うつ、不安などの精神・神経症様症状などの多彩な症状をみとめます。

多様なリスク要因があると考えられており、筋痛症性脳脊髄炎ともよばれCDC(米国疾病対策センター)により 1988 年に慢性疲労症候群(Chronic Fatigue Syndrome:CFS)と提唱された疾患概念です。一方,同様の病態が英国・カナダなどでは ME (Myalgic Encephalomyelitis:筋痛性脳脊髄炎)と されており,近年は ME/CFS と併記されることが多いです。

参照

*厚生労働省 (慢性疲労症候群患者の日常生活困難度調査事業)
*日本における現状と診断・治療  
倉恒弘彦 難病と在宅ケア 24(6): 5-11, 2018.

慢性疲労症候群になりやすい人の特徴

  • 直観力や創造性が高く、表現力が豊か
  •  周囲に温かさや明るさを感じさせる
  • 忍耐力が強く、奥ゆかしさがあり協調性が高い
  • 無意識に周りの人に気を使いすぎる
  • 周りの人の期待に応えようと努力する

慢性疲労症候群になりやすい人には、特徴的な心理特性があるという報告もあります。

TEG(Tokyo University Egogram:東大式エゴグラム)検査におけるFC(free child)、AC(adapted child)は慢性疲労症候群の心理状態、身体状態に影響があるようです。

具体的には、FC(free child)は、直感力、創造性、自由奔放さ、好奇心、表現力などを表します。表現力が豊かで、周囲に温かさや明るさを感じさせるような特徴があります。

AC(adapted child)は、協調性、忍耐力、奥ゆかしさ、礼儀正しさ、などを表します。従順で協調性が高く、受身的で絶えず周囲に気兼ねし、その期待に応えようと努力する特徴があります。

参照

慢性疲労症候群患者における心身の相互作用 - 構造方程式モデリングを用いた解析

野口敬蔵ほか 心身医学 57(6): 680-680, 2017.

普通の疲れとの違いとは?

普通の疲れは、質のいい睡眠やバランスのよい食事など十分な休養を取ると回復する疲労です。慢性疲労症候群の疲労は十分な休養をとっても回復しない疲労です。

米国の国立衛生研究所(NIH)や医学研究所(10M)が、2015年2月には慢性疲労症候群に対する新たな疾病概念として全身性労作不耐疾患(SEID:Systemic Exertion Intolerance Disease)を提唱しました。

SEIDにおける診断基準では以下の3つの症状が必須条件としてあげられています。

  1. 発症時期が明確な慢性的な疲労に伴い、
    病前の就労、学歴、社会的、個人的な活動レベルから大幅な低下を6ケ月以上継続してみとめる
  2. 労作後に増悪する極度の倦怠感
  3. 睡眠障害(熟睡感、回復感を伴わない睡眠)

さらに以下の2つの症状のうち、いずれかの症状を認める

  1. 認知機能の低下
  2. 起立不耐症(起立性調整障害)

慢性疲労症候群の治療法

現時点では慢性疲労症候群の治療法は確立されていません。

以下のような治療が考慮されます。

  • 抗酸化療法(ビタミンC大量、CoQ10 など)
  • 免疫賦活療法(漢方薬など)、
  • 向精神薬(SSRI、抗うつ薬、抗不安薬など)
  • 精神療法(認知行動療法など)
  • 運動療法
  • TMS治療(磁気による治療)

近年では新しくうつ病の治療として2019年6月に認証されたTMS治療(経頭蓋磁気刺激法)が慢性疲労症候群の治療の一つとして注目されています

参照

ME / CSFに対する集学的治療  佐藤元紀

名古屋大学医学部附属病院総合診療科 講師 難病と在宅ケア 24(6): 12-16, 2018.

慢性疲労症候群のTMS治療

料金

慢性疲労症候群 の TMS治療

慢性疲労プロトコール じっくりTMS治療:9,000円/回(税別)

20回(セット)+10回(フォローアップ)

 

TMS治療とは

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